ポロポロ

 

異言が出てくる珍しい小説があります。直木賞作家、田中小実昌の「ポロポロ」。戦前に広島で聖霊派の独立伝道者だった父親のことを描いた自伝的物語です。信仰がある方かまでは存じませんが、作家らしい感性で異言と弱さの関係について掘り下げられています。異言はもしかしたら、弱い赤ん坊が親に向かって泣き叫ぶ産声のようなものなのかもしれません。弱い人間は、言葉にならないうめきを聖霊によって神に祈るのでしょう。聖霊降臨後主日を過ごしながら、御霊による祈りを深めていきましょう。