8月27日 創世記1:9~13

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「創造の3日目」

この時には、生物(被造生物)が、住む事が出来る地が整備されている所が見受けられます。

境界的に見るのであれば、大空という境界線、陸という地上の境界線、そして海という境界線が引かれており、空、海、陸の動物の住みかが現れた日と言えましょう。

この様な境界がはっきりした所から、陸上での創造は一気に進み、そして同じ日に植物の創造のみことばが続け様に語られて行きます。そして、それぞれに完全な境界線というものを神がはっきりと付けている所も、注目する事であります。この様に、地の青草、タネをもつ草、実を結ぶ木の間にも、線引きがしっかりとされており、「種類にしたがって」という言葉が真ん中にある事が理解できましょう。主なる神は、草花にいたるまで混ざったものは創造されず、境界線による分離が創造の時代にもしっかり存在している事が見て取れます。神による創造は、この様に混ざり物がなく、聖別なるもの性質を私たちに伝えています。被造物は、生まれながらに高価で尊いという事でありましょう。また、御言葉によって創造された世界は、完全なる形で造られ、神によって絶妙なバランスが保たれていました。この神が創造された、朝も夕、もちろん夜もある世界は、神の目に素晴らしく、神の創造の美しかった事を、創造物語は告げているのです。

 

ポイント1「水の中から乾いた地」

こうして、陸地の動植物が住む為の安全地帯は創造され、水との境界線はひかれました。人にとっては、この海岸線が生命の境界線という事になるのでありましょう。もちろん、この境界線は神の御言葉で、その御手によって引かれたのであり、人間の力で曲げる事のできないものであります。しかし、他の聖書箇所で、この境界線を変えられている事もあり、その最も有名なのは紅海渡上の出来事であります。イスラエルの民は、前を見ると紅海の海が広がり、後にはエジプト軍が追い迫る、その様な死の淵が迫った時、神はモーセに対して、「その手に持つ杖を伸ばしなさい」と御言葉を与えられました。その御言葉は、この第3日目が創造された時の様に、水と乾いた場所を分けられ、神の民が歩くべき道を創造された奇跡でありなのであります。神は、全てのものを創造されたと聖書は告げています。この神を信じ、その信仰に生きるのであれば、同じ様に神は我々の中にも、その奇跡を起こされるという事を聖書は告げているのでありましょう。

 

ポイント2「草木の創造」

この3日目には陸地に多くの植物が創造されました。神は植物の創造に対しても繊細(せんさい)に線引きをしている事が理解できましょう。神の創造、この様に御言葉の通りに、創造の時にあった正しい状況に従いつつ、神に認められ豊かに実を結ばせる、それを神は喜ばれる事、神の御心なのであります。人も創造の時にあった神との良い関係性の中で、同じ様豊かな実を結ぶ様にと、私たち全ての人間は創造されたのでありますが。聖書では、イエス・キリストを知る事により、その人は必ず実を結ぶ者となると告げています。

私たちは、主イエス・キリストの御言葉により神を知り、この地で、神と人の間で、豊かな実を結ぶ者として生きようではありませんか。