11月5日 創世記8:1

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大洪水

 

ノアが経験した大洪水は、40日40夜、水かさが増え、150日目にやっとで水が減り始めるといった事ですから、150日間は大変な嵐であったのだろうと思われます。そして、ノアさんは601歳の第一の月、箱舟に入り11か月が過ぎていた時でありました。そして、箱舟に乗り込んで一年と十日が過ぎた時、地上は完全に渇きり、創世記8:16、17の所で、「箱舟を出なさい」といった神の言葉で、ノアと家族と動物たちは、箱舟から出でてきたのでありました。そして人類で初めてと思われる祭壇がこの時に築かれ、全焼の捧げものが捧げられたのでありました。全焼の捧げものとは、人が捧げものの頭に手を置き、自分の罪を捧げものの動物に移し、人の身代わりに屠られ、祭壇上で完全に灰となるまで焼き尽くされるのであります。

 

1ポイント「心に留められておられた神」

ノアと家族、そして動物らを乗せた箱舟は、ほぼ半年間、激しい揺れの中、船がいつ壊れてもおかしくない状況であった事でしょう。また、彼らの船酔いも激しかった事と思われます。ノアと家族らは、その様な船の中でいつまで、この大洪水が続くのか?と疑った事もあったかもしれません。しかし、主は、その様なノアたちを見捨てず、心に留められました。その様に、今の時代を生きる我々のことを、神はいつも心に留め、憐れんでおられるのです。わたしたちはこの主が全てを益に変えてくださることを信じ歩んでいきましょう。

 

2ポイント「神の時を待ったノア」

洪水が終わった時、ノアは直ぐに箱舟を出ませんでした。その時、カラスを放ち、そして鳩を何度も放っています。それはまだ、神の御声が無かったからです。その様な苦難に会う時でも聖書は、「希望を抱いて喜べ、そして患難に耐えて耐えず祈りなさい」そう語ります。

 

3ポイント「洪水であるバプテスマ」

新約聖書で使徒ペテロは、この洪水がバプテスマであったといいます。洗礼を受けること、それはイエス・キリストの十字架という箱舟に乗るということであります。その人生が時に、ノアが経験した様に、荒波の苦難があるかもしれません。しかし、私たちの事を心に留めてくださっている主は必ず共におられる事を信じ、患難の時であっても、喜び賛美し、祈り、人生を歩みましょう。