11月19日 創世記11章1~9節

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「バベルの塔」の物語を学んでいきましょう。

バベルの塔はとても有名な聖書の話しです。ノアの方舟はアララト山の上に付き、その後の時代の話しであります。人はその土地から、ユーフラテス川の付近にまで移動し、一緒に住み始めました。そこでは、優れた技術革新が起こり、レンガ作り、そしてアスファルトまで開発され、彼らは神が住まわれる天にまで達する様な塔を、人類が一つとなって作ろうとします。神はそれを見て天からこられ、このままでは人は神の域にまで力が達しない様にと、彼らの言葉を乱され、言葉が通じなくしたのが、このバベルの話しの内容です。

 

第一のポイント「一つのことば、一つの思いの人々」

多くの人は、自分達の力で、日々の安定を求め技術革新を求めています。

それは神の知恵ではなく、人間の知恵で、全てをコントロールしたいといったものであり、神によってコントロールされる事を人は拒み続けているわけです。それはアダムの時代から続いており、それは罪の結果なのでありましょう。ただ、その様な事の結末は、死であり、滅びにいたると聖書は否定的に語っています。神の知恵は、イエス・キリストの十字架と復活の業を信じて救われる事であり、そうして天の御国に入れられ、神の栄光を称える事、それが神の御旨です。私たちは、未だにこの救いに預かっていない者が多い日本に住んでおり、その一人の羊を求め、救いを語る事を主に今も求められているのです。

 

第二のポイント「混乱させ、散らし、一つにして祝福する神」

主は人々が自己中心的に力と権威を持ち天まで届く塔を建設しだした時、神は人のことばを混乱させ、人々は全地へと散らされていきました。人々が全地に出て行く事、そうして人々が全地に散っていく事は、神の御旨でありました。

この時に人は罪によって全地に散らされましたが、その後、イエス様が天に上げられた時に、もう一度、同じ言葉のもとに一つとされた事がありました。それは使徒の働きで、聖霊が降った時の事であります。そん時には、世界中の人がイエスの救いを、それぞれが聞いたのであります。そうして3000人もの人々がイエスを信じたのであります。このイエスの御名の働きは、二千年後の今でも現実的に働かれているのです。

私たちは、この力あるイエス・キリストの御名を信じて一つとなり、罪によって神から離れ、罪の中、滅びに生きる人々に、救いの福音を宣べ伝え、皆で一つとなって、神の栄光を褒め称え様ではありませんか!