12月17日 ルカ1:35~38

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メッセージ(言葉)

 

ポイント1.「ザカリヤに言葉が及んだ時」

ザカリヤと妻のエリザベツはアロンの家系の祭司でありました。彼ら二人ともユダヤ教で神に仕える由緒正しい家系出身の夫婦です。そして彼ら二人とも主の戒めと定めを守り落ち度無く行なっていたのですが、ただ一つ残念な事に、彼らは既に年寄りと呼ばれる年齢になっても、子供がいなく、ザカリヤ自身、妻が子供を産む事は諦めていたようです。ある日、ザカリヤはくじに当たり、一人で神殿の中でお香を焚く事になりました。その時、神殿に一人で入ると、ガブリエルという神のみ使いが香壇の右に立っていました。そうしてガブリエルは年老いたザカリヤにたいして、年老いた妻のエリザベツが妊娠して男の子を生む事を告げます。その男の子の名前をヨハネと付けなさいと、このみ使いは告げました。ザカリヤは天のみ使いであるガブリエルが告げる言葉を信じる事が出来ませんでした。それは神への不信仰であり、神は祭司であるザカリヤに対して、喜びの声に変えて言葉を取り去り「沈黙」を与えました。主が私達に対して約束をしてくださっている事は、神の偉大なる計画です。それなのに、私達は主に仕えるものでありながら、「神の言葉に不可能な事はありません」という言葉を疑っていませんか?私達は時が良くても、悪くても、どの様な御言葉であっても、主の御言葉に不可能は何もないと信じようではありませんか!主の救いの福音を信じ、イエス・キリストを大胆に宣べ伝えましょう。

 

ポイント2.「マリヤに言葉が及んだ時」

 ザカリヤの時と同じく、御使いのガブリエルが、マリヤの元に現れました。そこで、彼女は、「救い主があなたから生まれます。」こう告げられたマリア、それは恵まれた出来事なのでしょうか?その様に私には見えません!それはマリヤにとって、いのちにも関わる重大な事件であったのです。 第一に、この時代に婚約中に他の男性の子供を妊娠したのであれば、訴えられ石打の刑、それは死刑です。第二に、ヨセフとの結婚が破棄となっても、離婚をした「やもめ」になり、十代の若いマリヤは子供一人を育てながら離婚経験者として生活する事になる事になります。だから現実的に考えれば「喜び」の出来事ではなく、災難が降りかかった出来事だと思います。しかし、それらの証拠として年老いた親類のエリザベツが妊っている事、それも真実でありました。「神にとって不可能なことは一つもない」その時にマリヤは、全ての神の御言葉を信じ、自分は神の女奴隷です。と言い、神に従う事を宣言し、自分の思い煩い全て主に捧げ彼女は信仰に歩みだしたのです。その様な信仰を持って私たちも毎日を歩んで行こうではありませんか!

 

ポイント3.「神の言葉に不可能はない」

神の御言葉には不可能な事はない、という言葉それは真理でありながら、私たちは時に疑っているものでありましょう。しかし、聖書では聖霊がくだる時に我々は力を得て、地の果てまでも証人となって遣わされ救いを宣べ伝え、そして主イエスは必ず地上にもう一度再臨されると語っています。その言葉を我々は疑う事なく信じ、御言葉を伝えましょう。