12月24日 ルカ2:10~20

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イエスの誕生

 

今日はクリスマス、その救いのお話であります。この日、マリアとヨセフはガリラヤから、ベツレヘムへと向かいました。何故なら、、彼らは住民登録をする為でありました。この住民登録は、税金の徴収、または兵士を徴兵する為であり、住民にとっては、迷惑な話しでありました。ただ、その事によって神が告げた預言が、全て成就する事となるのであります。その時の住民登録のせいで、ベツレヘムには多くの人が泊まっており、ヨセフは泊まる宿場を見つけられません。その為に彼らが泊まったのはというと。

実に村の外れの羊小屋に泊まり、イエス様が生まれた時は、その飼い葉桶に寝かせられていたのであります。

 

ポイント1「主キリスト」

「キリスト」、それは油注がれた者という意味であり、それは王、そして祭司、預言者として特別に選ばれた者という事であります。当時のユダヤはローマ帝国の支配下にありました。他国の属国では、とても辛い生活を過ごしていたという事であります。ユダヤ人たちは、このローマ帝国の支配を打ち破る王が現れると信じており、また現在でも信じ、嘆いているのです。また、祭司としては、人が罪を持っていると、神と共にいる事はできないとユダヤ人は考え、太古の昔より、神殿に生贄を捧げ、罪の贖いを行ってきました。その罪の本質は、神を知らない事であり、神が今も働いている事を信じない、神の事を認めない、人は罪の故に神と戦争状況下にあるのです。この罪を無くし、人と神を近づける仲介者が必要でありました。それが祭司の役目であります。罪を清め、そして人と神を正しい関係にする、それが祭司の姿であり、イエスはその為にも油を注がれたのであります。そして最後預言者としては、神の御言葉を持って現れ、人々に告げるという事が預言者であります。我々も今日、このキリストを信じ、罪、暗闇の人生ではなく、いのちの光の人生を歩もうではありませんか。

 

ポイント2「みどりご」

みどりごとは産まれたばかりの赤ん坊の事です。この救いとは、何からの救いでしょうか?それは罪でありました。貧しい羊飼いは、その時代、人々からは嫌われた職業であったと言われます。多くのユダヤ人らは、これらの羊飼いたちに救いはない、だって彼らはあれも、これも守れていない、彼らは正しい生き方が出来ない人々とユダヤ人の中では見られていた訳であります。しかし、本当に正しく生きる事それは、人間の目に正しくとも、実際は神の目に正しくないという事もありえる訳であり、人間の目に正しく生きられなかった羊飼い達は、この時に、神の御告げを信じて飼葉おけの中のみどり子が、救い主と信じ救いを得ました。そうイエスを救い主キリストと信じる信仰によって救われたのであります。私たちは、今日、救いのしるしとして示された、みどりごイエス・キリストを信じ、この方が示された御言葉を信じて歩み、神の永遠の光の中を歩もうではありませんか!