3月31日 マタイ 28:18〜20

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 「復活の主の命令」

 

「イースター」とは、イエス・キリストが復活された日であり、世界中のクリスチャンにとり最も重要な日であります。この日があるからこそ、我々クリスチャンが存在するのであります。クリスチャンは神の御子イエス・キリストが、十字架で死なれ、復活された事を信じる者であり、このイースターの日の復活があるからこそ、私たちには絶対的な希望を持って生きる事ができている訳です。キリストは、この日に死を打ち破り復活されました。この事を信じる私たちは、キリストと共に死を打ち破る特権を持っているのであります。

 

ポイント1 「キリストの権威」

キリストの持つ権威とは、まずは罪を赦す力であり、神の子としての特権であり、この世の統治者としての権力、全てを所有する権利、キリストの王権、結婚に関わる事にまで至ります。霊的な全ての事、精神的な事、道徳的な事、社会的な事、そして法的な事、それら全てがキリストが持っている権威であります。この地は、アダムの時の罪のために、呪われてしまったと聖書は語ります。その呪いのために、我々の人生には暗闇、悲しみ、病い、そして死があるのです。この人生の苦難、そして世界全体の呪いは、我々の罪が発端となっているのです。しかし父なる神は、キリストに全ての権威を与え、そのキリストをかしらとして生きている我々クリスチャンには、キリストの権威をも授けられたのであります。この権威は能力に左右されるのでもなく、年齢や信仰生活の長さにも左右されません。私たちが、弱さを認め、罪を悔い改め、キリストに服従し委ねる時、その権威は御心により私たちに与えられる、その様な賜物であります。私たちの住むこの地上には今だ、多くの苦難があり、これからも苦難が襲う事でありましょう。だからこそ、弱い私たちは、死に打ち勝ち復活されたキリストに自分を完全に服従させ、キリストの体の一部となり、神の権威の中で歩む、その必要があるのです。私たちは、このキリストに自分を従わせ、この権威に生きる者でありましょう。

 

ポイント2 「キリストの命令」

主イエス・キリストが死んで復活された、その目的はこの「大宣教命令」の為、という事となりましょう。大宣教命令は三つから成り立っています。

第一「あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。」

第二の命令「洗礼を授ける事であります。」

第三、私たちはイエス様の神を愛し、隣人を愛するという教えを広める。

 

ポイント3「キリストの約束」

キリストは「世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」この様に告げる言葉を信じ、弟子として神の愛に生きるのには、信仰と共に、神の霊である聖霊にいつも満たされて歩む事は重要なのであります。私たちは、この約束を信じ、この聖霊の満たしを祈り求め、イエス・キリストの十字架と復活の福音を、世の終わりまで全世界に告げ知らせる、この復活の主の命令に生きるモノでありましょう。